Vol.15 いただいたお便りを読みます!の一人おしゃべりの回

こんにちは。皆様ご機嫌いかがでしょうか。ひがしちか です。
今回のエピソードは、皆さんにいただいたお便りを読むという回にしたいと思っております。

実は去年の年末からずっと溜めていた、溜まりに溜まっていたお便りを読む隙間が作れなくて、隙間はいっぱいあるのに作ってなくてごめんなさい。
早速 どんどん読んでいきたいなと思います。
本当にお便りをたくさんくださってありがとうございます。

最近めちゃくちゃびっくりしたこと

まず1つ目。ラジオネーム「初孫万歳!編み物が趣味のクミコ」さんから。
これ本当に年末にいただいたお便りで、今このように温かくなって、目の前にはサンシュユという木が見えていて、つぼみが今咲きそうな感じで、雪がすっかり溶けていて。
朝、キジのメス?子供かな?キンキン!って言うんですよね、キンキン!って鳴くの。
うちのすぐ 窓の外で餌食べてて可愛かったなと。
今も黄色っぽい綺麗な小さなスズメぐらいの鳥がサンシュユの木に止まってて、あ、今飛んでった。
はい、じゃあお便り読みます。

今日はクリスマスです。明日にはもう年末です。
この1年という早さに本当に驚いております。
充実していたのか、年取ると早いのかなぁ。
今年は 孫ができたことが嬉しい驚きでした。
チカさんは今年どんな1年でしたか?びっくりしたことありますか?

おめでとうございます!と、メリークリスマス!と、あけましておめでとうございます!
って、もうすいません、、、。
お孫さん、無事お産まれになったのかな。
素敵ですね。嬉しい驚きはプレゼントですもんね。
今は赤ちゃんのお世話で大忙しかな。

今年はどんな1年でしたか?って、もう去年のお話ですよね。
びっくりしたこと、去年のことじゃないんだけど、最近驚いた話を、本当、昨日のこと。
その前に 1ヶ月ぐらい前に遡る話なんですけど、 コンビニで用事済ませて駐車場に戻って、車のドアが開かなくってガチャガチャガチャってドアを引っ張ってたんですね。
そしたら知らない男性がちょっと怒った感じで「何してるんですか!」って言われて、私「はて?」と思って。
あの、私の車じゃなかったんですね。
同じ車種で色も同じで、 私は全然もうちょっと遠くに停めてて、出てすぐ同じ車種の同じ色の車があったから、なんか自然にそこに吸い込まれるように手が伸びちゃって。
「ぼんやりしてて、本当にごめんなさい!」って言って分かってくださったんですけど、私が自分の車に乗るまではすごい見てましたね。遠くから。。。。

それが1ヶ月ぐらい前なんですけど、昨日もスーパーから出て車のドア開けたら、なんか様子が違うぞと思って、匂いとか置いてるものが違うと思ってすぐ閉めて、車をもう1回確認すると、色は同じですごく似た車種で、私の車はその車のすぐ隣にあって、めちゃくちゃびっくりしました。
自分に気を付けようと思います。

面白くてよく聞いてるポッドキャスト

じゃあ次に行きますね。
なんか1人で喋ってるの恥ずかしいな。
「時々ベーグル屋。もうすぐ40歳です」さんから。

数年前からテレビを見ることをやめ、ラジオ生活です。
ちかさんのおすすめのラジオやポッドキャスト番組があれば教えてほしいです。
あ、採用された方にプレゼントとおっしゃっていましたが、通帳とにらめっこされているとおっしゃってたので、私はプレゼントなくても良いのではと思いました。

お優しいです。本当にお気持ち、どうもありがとうございます。
そうなんです、いつも思いつきみたいな感じですぐにあんまり考えずスタートして、やりながらなんか大丈夫かな?って思って半年たって気づいて、、遅いですよね。
いろいろ番組を一緒に作ってくださってる女性が1人いて、2人で実はこの番組運営してるんですけど、投げ銭箱を置いてみようということで、ウェブストアから1口500円で投げ銭ができるように置いてみたんですけど、多分みんな気づいてないのかもしれないですね。
だから告知も兼ねてというか、まだ0件なのでみんな存在を知らないのかもしれないです。
ここでちょっとお知らせさせてもらいます。

お礼もちょっとしたものをお渡しできたらなと思って、それも今アイデアを出したりしております。

それで、ご質問のポッドキャストですね。
ポッドキャスト聞くきっかけになったの覚えてないんですけど、伊藤穰一さんっていう人の番組(JOI ITO’s PODCAST)がすごく面白くてよく聞いています。

私とは正反対の世界にいるような方なんですけど、どんな話かっていうとWEB3とかNFTとかブロックチェーンとか、なんかそういう全く分からない世界の話をしてるんですけど、なぜこういう流れがあってWEB2っていうものが、30年ぐらい前からEメールができたりインターネットっていうものができたり。
その頃って私何もそういうものに触れてなくて、でも今はすごく普通で、みんなが携帯1台持ってるっていう時代で、次はWEB2じゃなくてWEB3の時代なんですって。
なぜこういう流れがあって社会の中で必要になっていくかとか、どう生かすと人類にとって有益かとか。
NFTとかブロックチェーンとかっていうと、お金儲けの投資目的とかそういう話のイメージが大きかったんですけど、伊藤穰一さんの番組聞いて、そうじゃない世界をすごい見れたのが面白くて勉強になるんですね。
子育ての話とか伊勢神宮の話とかすごい勉強になる回があって、でもザクっとこの番組聞いてるとよく分からないからフェードアウトしちゃうと思うので、私のおすすめの回をいくつか今日ご紹介したいと思うんですけど。
今シーズン2に入ってるみたいで、シーズン1を私よく聞いていて。

ゴリラの研究者で、ゴリラの研究も今されてるのかな、京都大学の 学長で今は退任されてる方かな、山極壽一先生っていう方とのお話、すごく面白かったですね。
#13 霊長類学者の山極壽一さんと、ゴリラの社会から見た人間の姿と環境問題を考える。

あと、地球とか惑星の科学の教授、松井先生っていう人の話とか。
#10 地球・惑星科学の第一人者松井孝典教授に伺う、惑星探査と教育について

あと、池上英子先生。
発達障害、ニューロダイバーシティとか、江戸時代にどうやって人間同士が関わっていたとかっていうのを研究されている、アメリカにいる結構お年が上の方なんですけど、ものすごくもう目から鱗っていうか。
自閉症の方の話とか すごくすごく勉強になるので、これ聞いてほしいなと思います。
この前ミキちゃんと話した回でもこの話をちょっと引用して話させてもらったので、 詳しく聞きたいなっていう方はぜひここで聞いてみてください。
#15 発達障害がある人々にとって日本社会は寛容か?神経構造の多様性「ニューロダイバーシティ」とイノベーションについて、歴史社会学者の池上英子先生と考える

あと、ヘラルボニーって皆さん結構ご存じかと思うんですけど、マツダさんの回とか。
障害者とその家族の話とか、 それをどうビジネスに広げていくとかっていうのは、ジョーさんの番組のおすすめの回ですね。
#14 日本人とニューロダイバーシティのよりよい関係性を探る▼へラルボニーの松田崇弥さん▼Twitterは大丈夫?

伊藤さんはずっとアメリカに住んでいたみたいで、数年前に日本に帰ってきたらしいんですけど、 「ツイッター」って言わずに(発音よく)「トゥウィッター」って言うんですよね。
英語の勉強にもちょっとなる(笑)。
今、Twitterじゃないですね。
はい、そんなことはどうでもいいですね。

あと私は今、茶道に夢中なので、ワードで拾ってて「利休」とか「茶道」とかでヒットしたものをざーっと聞いているんですけど。
だから歴史とか興味なかったんだけど、やっぱり利休を検索すると信長とか秀吉とか戦国時代の話に必ずなるんですね。
で、利休は元々大阪の堺の商人の息子さんだったんですけれども、そういう前後の話も利休を通してだと結構歴史が、私には珍しくすんなり入ってくるところもあって、それも勉強になるっていうか面白いですね。

その中で「和樂」って雑誌、よく見ませんか?
あれのウェブポッドキャストっていうのが配信されてたんですね。
歴史を紐解いたり、茶道について話してるのが結構勉強になります。
そんなのを私は聞いております。

あとね、長谷川潤さん
これは友達っていうか尊敬する方が教えてくれたんですけど、モデルの長谷川潤さん。
あんまり更新されてなくて、最近は多分ストップしてるのかな、分かんないんですけどUPはされてるので。
国立天文台の縣秀彦先生のブラックホールの話とか、あと日本ミツバチの生態とか環境の話とか、そこから人間の話に繋がったり道徳的なことも自然のこともあるし。
すごい何回も面白くて聞いてるのが、ハニーさんっていう船橋康貴さんだったかな。
その方のお話も繰り返し何度か聞いています。
そんな感じです。
気になるな〜と思ったら聞いてみてください。

本田祐也さんと楽譜の帽子

次、ラジオネーム「サン」さん。サンってもののけ姫のサンかな?

毎回楽しみに聞いています。
お話のテーマで聞いてみたいこと、ちかちゃんが随分昔に作っていた楽譜?で作った帽子?について聞きたいです。
確か誰かがパフォーマンスで練り歩く時に、かぶるための帽子だと言っていた気がします。
いつだったか写真で見せてもらったのですが。。。
ちかちゃんが作ったもので忘れられない、キラキラしたものがいくつかいくつもあるのですが、その中で思い出すものの1つにいつもこの楽譜の帽子があります。
でも、ちゃんと話を聞いていないなと思って。
なので、タイミングがある時に聞いてみたいです。

すごい、これを覚えててくださってありがとう。
ちかちゃんって私のことを呼ぶ、そう、実は知り合いです。
友達でもあって、コシラエルの元スタッフの子です。
身近な方からのお便りも大変嬉しいです。ありがとう。

実は、2016年に開催されたアッセンブリッジ・ナゴヤっていう音楽とアートのイベントで、音楽部門とアート部門みたいに分かれてたのかな。
音楽部門は、一流のクラシック音楽を街の中でっていうキーワードを基に、4日間約50公演、300名以上のアーティストが、名古屋港の築地一帯で行われた公演で、そのプロジェクトの一部の演目というか、それに参加した時の作った作品なんですけど。
サックスとかチューバとかパーカッションとか、演奏者たちが街を歩きながら演奏するんですね。
その時の衣装として、楽譜をヘッドピースにして作ったというのが、帽子って言ってたやつのことです。

その作品の意図というか、楽譜というのがとってもその中で重要で。
どういう楽譜かっていうと、今は亡くなってしまったんですけど、音楽家の本田祐也さんという方が作曲した楽譜なんですよ。
その楽譜には、私も生の見たことあるんですけど、絵が描いてあったりするの。音符じゃなくて。
それをシルクスクリーンの版に起こして、1枚ずつ全て手でプリントしたものを展示したり、当日の演奏者さんたちの衣装として作ったんですね。
昔の清澄白河のアトリエで、全部印刷したんですよ。
グラフィックデザイナーの方と、素晴らしい天宅さんっていう方と、 皆さんで。

何が中心にあったかっていうと、やっぱり本田祐也さんという存在なんですね。
私にお話が来た理由が1つあって、私は実はお会いしたことがあって、先生に。
もちろんライブも何度か行ったことがあるんですけど、本当に本当にすごいんですね。
非凡な方で独特のオーラで、作曲をして指揮をするんですけど、どんなバンドかっていうと「チャンチキトルネエド」っていうバンドを持ってらして、管楽器と、管楽器がメインかな、ピアノも入ったりとか、いろんな人と歌ったり、歌が入ることもあるんですけど、その指揮者が本田祐也さんでライブするんですけど。
お客さんから見たら、指揮者って後ろ姿ですよね。
背中を見てるんですけど、めちゃくちゃかっこいいんですよ。
指揮者ってかっこいいですよね。
その祐也さんが、26歳にして自分で天国に行ってしまったんですね。
私は20歳ぐらいの出来事だったかな。
あまりにも衝撃的で、影響力もあったし、今もずーっと。
でもびっくりしたのが、今年20年経ってるんですよね。
今も悲しみはみんな続いているとは思うんですけど、その作品の素晴らしさから今も楽譜を保存している団体もあるし、今も生きてるんだと思うんですよね。

ちょっとまた話が戻るんですけど、初めて見た時、なんか言葉にならないもう迫りくるもがあって、心底感動したのを覚えてます。
チンドン屋とジャズとクラシックとポップスを巻き込んでしまったとも言われている。
それでいて繊細で美しくて、リズムが体を起こさせる、リズムがもう自然に体を動かすっていう、毎回びっくりしちゃうんですよね。

私、別に回し者でもなんでもないんだけど、本当に尊敬をしていて。
今でもCDも買えるし、ぜひ 気になる方いらしたら聴いてみてください。
今でもいろんな音楽家の影響を与えている人なんですよ、実は。

NHKのあまちゃんのオープニング「たらったった、たった、たららら〜♪」ってあるじゃないですか。
あれ、チャンチキトルネエドが演奏してるんですよ。祐也さん亡き後にね。
だから、耳にしたことがある人、多いんではないかなと思います。
今、彼の生身に会うことは叶わないんですけれども、残した楽譜があるっていうのは、改めて楽譜っていうのは、本人がこの世にいなくても他者がそのメロディーを奏でることができるという当たり前のことに、ちょっと驚いています。
モーツァルトとかもそうだしね。楽譜の存在ってすごいですよね。
作品を奏でられるっていうか、絵だと模写みたいなことはできるんですけどね。
そういう意味で、何年か経ってまた本田祐也さんという人に 会えるってことができるんですよね。

だから、このプロジェクトに参加できたことがすごく光栄に思うし、声をかけてくださったトラベルムジカという団体の皆様にも今、遅いけど改めて感謝してます。
ご興味あればご視聴、ご覧ください。

いろんな曲、聴きます

ちょっと思いが強くて長いお話になっちゃったけど、次行きます。
「オレンジ」さん。

私は音楽が大好きです。
ちかさんはどんな音楽聴きますか?
私は自転車に乗る時聴くことが多いので、運転中とか移動中にちかさんが聴くおすすめがありましたら教えてください。

私は結構いろんなの聴くんですよね。
クラシックも聞くし、ピアノの曲結構好きですね。

京都のレコードショップ ジジっていうところがあって、そこで買ったグレン・グールドのモーツァルトがすごい良くって、それ聴いてますね。
感動するんですよね。
この前すごいいいシチュエーションで 、かけたら急にぼたん雪が降ってきて窓の外ボーっと見て、そのレコードかかった時にもう全てが完璧な気がしました。

あとレゲエも聴くし、J-POPも大好きだし、安室ちゃんとか結構好きですよ。
「RESPECT!」とか好きなんですよ。カラオケでよく歌うの。
そんなのなんか恥ずかしいね。1人でペラペラ喋って。
カラオケでよく歌うのは、「最後の将軍」っていうレキシと松たか子のデュエットみたいなやつがあって、それすごいいい曲なんですけど。
あと、Crystal Kayの「恋に落ちたら」です。

あとね、ノーランズとかABBAとか、70年代とか80年代のポップスも好きですね。
今ね、自分のプレイリスト見ながら話してるんですけど。
あと常に心震える曲は、エリス・レジーナっていう人とアントニオ・カルロス・ジョビンっていう人の 、邦題だと「三月の水」とか「三月の雨」って言うんですけど、 その曲の詞がすごい好きですね。もうメロディも好きなんだけど。
ニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」も、かなりこれもおすすめ。

でもなんか自転車に乗ってる時に聴く感じじゃないな(笑)。
この2つはなんか作品という感じだし、全部作品だと思うんですけど、その曲を拝みに聴きに行く感じっていうか、さらっと聴ける感じじゃない感じがしますね。
正座して聴くみたいな。
運転中だよね、ちょっと待ってね、ちゃんと答えないとね。

あ、気持ちいい曲は、こういうお天気で春のドライブみたいな感じだ。
今日、私の目の前の天気を言ってるんですけど。
「Hey Song」っていう題で、Speechっていう人のちょっとラップっぽいんだけど、すごい綺麗な曲なんですね。
ヒップホップみたいな曲で、すごい綺麗で好きです。
あとね、大瀧詠一の「幸せな結末」とか、結構おっきな声で歌いながら運転してるから。

あと、ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」。
知ってるかな〜、若い人は知らないかもですね。
この曲聴いてて最近感じたことがあって、 どの子にも1つの素晴らしい名前があるみたいな歌詞なんですけど、私それでハッとしたんですよね、運転しながら。
これって名前って言ってるけど、1人1人に、子供にも1つの権利があるっていうように捉えた瞬間があって、すごい深い歌詞だなぁと思ったりしました。

今年どうしてか、高校生の時に聴いた曲が自分の中で 再熱してるところがあって、年明けすぐローリン・ヒルにはまってて。
「Can’t Take My Eyes Off Of You」っていう歌は、元々はポップスで歌ってた方が、ローリン・ヒルより随分前に歌ってた方がいるんですけど、ローリン・ヒルが歌うこの曲がすごい好きで、何回も聴いてましたね。
年明け、なぜかこればっかり聴いてましたね。

そしたらこの曲を手がかりに芋づるのように、ミックステープとかカセットテープ作ってたんですね、昔。
そこの仲間みたいなのが芋づるで出てくるんですよね。
その曲の後に入ってた曲なのか、そのミックスのグループみたいな感じなのか、いろんな曲が私の頭の中で掘り出されてきて、グリーン・デイとか聴いてたなとか、「バスケット・ケース」とか分かるかな、あれとかすごいまた聴き出して、TLCの「ウォーターフォールズ」とか聴いています、最近。
キュンとしますね。

京都・大阪、千利休のおっかけ旅

はい。じゃあ次行きます。「ピー」さんより。

大阪に住むOLです。
コロナ以後久しぶりに旅に出ます。韓国です。
すっごく楽しみで毎日計画立ててます。
ちかさんは今年どこか旅行は行かれますか?

今のとこ予定はないんですけど、旅って行く前は結構一番楽しいですよね。
計画立ててる時がね。
でも帰ってきてからもまた楽しいですよね。旅を振り返ってるのもね。
私ね、最近、先月小さな旅、国内ですけど、大阪と京都に1週間、春休みもありまして子供たちもちょっと連れて行ったりして。
いつもあんまり計画立てないんですけど、今回は結構計画を立てて行きました。
少しだけお仕事もあったんですけど、もうほぼ目的があり、みっちり下調べして行って。

その目的は、もう茶道ですね。お茶ですね。
千利休の追っかけの旅をしました。
でも一番印象に残ったのは、苔が美しかったですね。お寺の苔。
しっとりとした、その1週間ちょっと雨とか曇りが多かったんですけど、それも逆に良くて、暑くもなくて、水分とか湿度がちょうど苔に良くて、芽吹きの季節で、黄緑色の若い色、美しかったです。

まずはですね、日本に国宝の茶室っていうのが3つあるそうなんですけど、「如庵(じょあん)」っていう茶室が名古屋にあるんですね。
あと2つは京都にあって、「待庵(たいあん)」と「密庵(みったん)」。
よくなんとか庵ってあるじゃないですか。
あれって 直訳すると「小屋」らしいんですね。ちっちゃい場所、お部屋みたいな。
だから、なんとか庵ってよくつけるらしいんですけど、秘密の「密」に「庵」って書いて、みったんって呼ぶらしいんですよ。
如庵は、なんとかの如くって「女」に「口」って書いて如庵。
待庵は、「待つ」「庵」 ね。

そのうちの2つを見てきて、まず長野から南下していく時に「如庵」に行ったんですよね。
その後、なんか1個ずつ話すとすごく長くなるから、ザっとした旅のでもいいですか?言いますね。
その後、丸久小山園さんっていうお抹茶の結構おっきな工場があって、その工場見学に行きました。
どうやって抹茶を作っているかとか、抹茶とはどういうものかとか。
抹茶って、すごいんですよ。その回を作りたいんですけど(笑)。
元々お薬としても飲んでたし、 美容と健康にめっちゃいいですね。
この抹茶の話、いつかしたいんですけどね。
効能とか成分とかね、ちょっと一旦置いといて。

行ったのは宇治の方ですね、京都の宇治だから。
ずっと南下して京都市内も過ぎて、 ちょっとだけ京都市街に行って、宇治の抹茶工場に行って、また京都市内に戻ってきて、1回チェックインして、子供たちとは一旦別れ、その夜は私、あるお茶人の方の、すごいとっても人気の新進気鋭の素晴らしいお茶の先生の稽古に、なぜか私、行くことができまして。
ちょっと お話聞いたりすることができて、その後、祇園ですごい大層なお食事をいただきまして、心臓バクバクで。
こんな初心者の見ず知らずの私が、、、優しい友達が連れてってくれたんですよ。

素晴らしい懐石を食べ、その日は頑張って着物を着ていきましたよ。
京都って、すごいなと思いました。
夜12時ぐらいまで飲んでホテルに戻り、そしたら下の子が大泣きしてて、あるあるですよね。
急いで着物ほどき、とりあえず子供を抱っこして寝かせ、みたいな感じで。

次の日に2日目は、京都には茶道関係の美術館っていうのが結構ありまして。
3月はまだクローズしている美術館もあったんですけど、行けるところが結構あって、北村美術館というとこと野村美術館というところに、1人で午前中さっと行って。

その間、子供たちはなんかポケモンのカード見にとか、 山から降りたから街に出ると色々行きたいところがあるみたいで、ちょっと1回2手に分かれ、私は1人でゆっくり2つ美術館を巡らせてもらい、三十三間堂で待ち合わせして。
やっぱ 美術館で、いろんなお抹茶いただいたり、勉強することがありました。

次の日は、お茶っていうよりも子供の日って決めてて、大阪まで行って太陽の塔行って、子供たちに見てほしいな〜と思って行って。
民博の最近お仕事させてもらって、イラスト描かせてもらったんですけど、その太陽の塔の真後ろにある国立の民族博物館。

すごい素晴らしいとこなんですよね。 50年前、大阪万博の時に大阪府が、世界中から民芸品とかそういうものを買ってこーいみたいな予算出して買ってきて、集めたのがそこに今所蔵されてる ということなんですけど、そこに行こうとしたら、なんと休館日だったんですよね。
ほんと私って計画、自分のことしか見てないですね。子供の…(苦笑)。
でもまた行こうと思って。

その後に大阪のgrafさんってお世話になってる、最後に「コシラエルとはなんだったのか」っていう展示やらせてもらって、ご挨拶というか、ごはんがすごい美味しいんですよ。
お友達も働いているので、 会いに行こうかなと思って急に行ってみて。

そしたら、なんかなかなか高速がうまく降りれず道も混んでて、30分で着くところが2時間ぐらいかかって、車内で息子とパパが 喧嘩してたりして。
それも旅の思い出ですよね。そんなことはどうでもいいや(笑)。
grafさん行った後にすぐ近くに素敵な建築事務所があって、そこのお友達の事務所に遊びに行って、その方も実は茶道をやられていて、すごい素晴らしい器でお茶を家族みんな急に行ったのに出してくださって、ちょっとお話したりして、その日はそんな感じで終わったかな。

4日目は、お友達とすごい素敵な喫茶店に、ちかさん連れて行きたい!って言ってくれた方がいて「花辺」っていうとこに連れてってくれて、とっても美味しくて、朝ごはんいただいて。
その後、茶道関係のとこにちょっとまた、表千家会館っていうとこの展示を見に行って、その後お友達と合流して、お友達のお家にその日は泊まったんですね、私1人。
その方のまたお友達が次のお家に次の日連れてってくれて、茶杓を作るおじいさまがいらっしゃってご自分で茶室も作っていて、京都のちょっと山の方なんですけど、とっっても素敵な方で、色々話したいんですけどやっぱり個人のことだからこれぐらいにしとくんですけど、とっても感動しました。

その後に山から降りて、次の日また茶道関係のお炭ですね。
お炭って、茶釜をかけるその下のお手前っていうのがあるんです。炭とか灰の。
その炭道具っていう、炭手前の炭のための道具があって、いろんな鳥の羽を使うんですけど、それの展示とかもあってすごい綺麗でした。

その後、老舗のお茶園のお店に行って、その夜はとっても素敵な小説家の方と漫画家の方とイラストレーターの方と、3家族でごはん食べることができて、皆様お付き合いありがとうございます。
その日はまた終わり、これ何日目だ、4日目だ(笑)。

この辺りから私は家のお味噌汁とご飯と納豆が恋しくなり、いや、もう初日から恋しかったかな。
楽しいけどやっぱ旅って中だるみっていうか、美味しいものずっと食べ続けてるのも疲れますよね。

その次の日、待ちに待った待庵ですよ。国宝の。
京都からちょっと外れてるんですけど、でも私的には近かったですね。
電車で京都駅から30分ぐらいで、山崎駅かな、大山駅かな、っていうところにある待庵というところに行って。

触れないんですけど、中にも入れないんですけど、見れるんですね。覗いて、順番で。
しかもそこすごくて、 内覧するために1か月前に往復はがきのみでの受付なんですよ。
往復はがきって、久しぶりに郵便局で買って申し込むその感じも良くて、しかも日曜日の午前中しかそういう窓口を設けてないんですね。
見る受付っていうか、見れる時間帯を。
そこの 住職さんがちゃんと、待庵とはどういう歴史があって、どういう造りになっててて、10名ぐらいを一気に案内してくださるんですけど、すごく質問も受け付けてくれたり、丁寧に展示説明してくださってました。

そのあと、茶道具のまた展示見たり、「不審菴(ふしんあん)」っていうお茶の世界のなんか城みたいなところ、入れないですけど、周りから「あぁ、こういうところが不審菴っていうんだ」と思って見たり。
あと、茶道具屋さんですね。
色々茶道具を使うところ、お店を見たりとかして。
そのあと、長谷川等伯の大菩薩、すごいおっきな絵がたまたま隣でやってるから見に行きまして、その後友達と合流して夜ごはん食べて。

次の日、最終日です。やっと最終日まで来ました。
お茶といえば色々見どころはあるんですけど、掛け軸とか茶室とか、お道具、茶碗。
その茶碗、利休が焼かせた長次郎っていう陶工がいて、その人を先祖に持つ今16代目かな、いるんですけど、樂美術館の樂家っていう家があるんですね。
千家十職って呼ばれてる、茶道の世界で 道具を作る職人の選ばれた代々続く家元っていうか、 そこの1つの樂家っていう茶碗を焼くところですね。
焼き物屋さんの美術館があって、そこの15代直入(じきにゅう)さんっていう方のお茶会っていうのに、申し込んでいたので行かせてもらって。

私なんて本当に初心者も初心者で、その場にふさわしくないと思ってたんですけど、まぁ行ってみようと怖いもの知らずで行ってみまして、とてもとても面白かったです!

周りはもう何年もお茶やってます、みたいな先生クラスの方ばかりで、何気に申し込んだものの、直入さんという方が実はすごい、15代だから先代ですね。
先代の直入さんという方が亭主になって、亭主っていうのはホスト役ですね。
お客の、一番の客が「正客」、次「次客」「三客」「四客」って、お客さん1人の場合とか2人の場合もあるんですけど、その回は8人いて。
ホスト役っていうか亭主って呼ばれる方がすごい方なんですよ、直入さんっていう方。
そのお茶会に行かせていただきました。

という感じで、あとはお土産を買いに行ったりとか、やっぱお菓子が京都すごいなと思いました!和菓子ね。
最後の夜は、とっても素敵なイラストレーターのとある方と、とっても美味しい素敵なごはん屋さんに連れてってもらって、美味しいごはん食べて終わりました。

で、長野に帰って反芻している日々…と思ったら、もう4月になってこんなですね。
またお茶の話 する機会ができたらいいなと思うんですけど、お茶人口って結構少ないと思うから、需要があるのかちょっと分かんないですけど、あまり気にせずにお話させてもらおうかなと思っております。
という感じで 今回はこの辺りで。
また次のエピソードも、お便りを読む回にしております。
どうぞお楽しみに。ごきげんよう。さようなら。

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